出口王仁三郎　文献検索

リンク用ＵＲＬ http://uro.sblog.jp/kensaku/genshow.php?CD=10921&T1=&T2=&T3=&T4=&T5=&T6=&T7=&T8=

原著名出版年月表題作者その他
神の国 七草の効用 参照文献検索
キーワード: 健康法　流行性感冒　治病法
備考: 玉鏡 八幡-P.460 天声-P.347 昭05-10
ルビ付き本文:
王仁三郎資料センター
 
本文    文字数=2540

　　　咳の病気と鬼の醜草
　鬼の醜草は一名十五夜花とも別称する、また紫花とも云ふ。その根を煎じて飲むと気管支加答児や肺病など咳の発する病に利き目あり、その用量は一日に付き一匁五分から五匁ぐらゐまで飲むなり。
　　　能善葛は通経薬
　能善葛は有毒植物の一種なるが、この花を煎じたるものは通経薬として一日に三匁を用ふるなり。
　　　下痢と鶏頭
　鶏頭の花と実は下痢に良く利き、また痔を持つ人にも利く。何れも煎薬として用ふ。
　　　慢性胃腸病と菊
　菊、この草花には種々の種類あれども、薬用としては長生殿種が最も冠たり。この花は慢性胃腸病に特効あり。一日分一匁五分ないし五匁とす。蚊や虻などに刺されて痒い時に、菊の葉を塩にて揉み、塗り附ける時は忽ち痒さが除去さる。
　　　熱と葛
　葛の根を乾燥して刻み、煎じて飲む時は熱を除去する効あり。感冒またはその他の熱のある病気によく、一日の分量は三匁ないし八匁ぐらゐなり。
　　　疥癬と白粉花
　白粉花は葉をもみ潰して塗る時は疥癬等に特効を有す。又この果実の殻を破ると白色の白粉のやうなものが出る、これを汗疣にぬると効能あり。
　　　痰と桔梗
　桔梗の根は痰の妙薬なり、これを乾燥し刻みたるもの一日に約三四匁煎じて飲むなり。
　　　梅毒と朝顔
　朝顔は種子を下剤として用ふ、用量は一日に一匁ないし三匁ぐらゐを煎じて飲むなり。梅毒または度々腫物の出来る人は煎じて用ふる時は特効あるべし。
　　　こしけと女郎花
　女郎花を煎じて飲む時は鼻血または婦人のこしけに効あり、一日に一匁ないし五匁を用ふ。
　　　腹痛と神輿草
　神輿草一名「げんのしようこ」の葉や茎は下痢どめとし、又は腹痛、発熱等に特効あり。土用の丑の日に採取してかげ干にして貯へおく時は特に利目あるなり。
　以上列挙する薬草は何れも皆煎薬なり。但し煎薬の造り方は普通水一合五勺くらゐにそれぞれの花や根を入れて、とろ火にかけて約半分くらゐに煎じつめ、布にてこし一日に二回か三回飲用するなり。