出口王仁三郎　文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
神の国 支那道院奉唱呪文略解 参照文献検索
キーワード: その他
備考: 月鏡 八幡-P.235 天声-P.135 昭05-06
ルビ付き本文:
王仁三郎資料センター
 
本文    文字数=2455

　　免因咒
　先天オン(1)ラ(2)昔静ニ(3)
　　先　中心
　　天　金剛力
　　オン(1)　生れ出る
　　ラ(2)　無量寿
　　昔　出入の息
　　静　実相真如
　　ニ(3)　粘着離れ去る
　是を約すれば、先天老祖無量寿を以て出世し、実相真如の水火の呼吸を人群物類に与へて粘着の因を離去し以て六根清浄の社会を生じ給ふ意義なり。
　要するに執着心と罪障の消滅を根本的に実行し給ふ意義なり。
　　化劫咒
　雲天多婆夜怛ト(4)
　　雲　天の結びの姿
　　天　金剛力
　　多　皆治むる
　　婆　万里一貫　血柄の色
　　夜　矢也、焼也
　　怛　突直し打込む
　　ト(4)　形の本元
　是を約すれば、先天老祖産霊の金剛力を以て、霊力体の活機を万里に一貫し、乱れを治め、夜見の邪神悪鬼を焼払ひ、急速に神力を全地上に打込み根本の土台より突直し本元の太古神政を行ひ、人群物類を安息せしめ給ふ意義なり。
　要は神政復古治国安民の祥代を樹立せんとの神諭なり。
　右は奉天道院(5)に於ける啓示(6)であつて旧三月九日（神示の出た日）より、五十日間毎日（正午最もよし）五百回宛、即ち千遍唱へるやうにとのお示しであつた。余程重大なる神示に相違ないが、意味を解する事が出来ないので、最高幹部が寄り合つて評議の結果、之は出口聖師（尋仁）にお尋ねするがよからうといふ事になり、西川那華秀氏を介して大本井上主理の所へお願ひの取次を依頼して来たのに対する略解であります。全文を一見せらるると、直に筆を取つてかくの如く書かれたので、言霊学をもつて解釈せられたので厶います。
footnote

(1)「オン」は「口＋翁」ユニコードにも無い。
(2)「ラ」は「口＋拉」（ユニコード21862）。
(3)「ニ」は「口＋尼」（ユニコード21602）。
(4)「ト」は「口＋多」（ユニコード21702）。
(5)天五版、八幡版では「奉天道院」の後に続けて括弧して「（瀋陽）」（しんよう）と書いてある。
(6)「啓」は底本では「占＋Ｌ」（ユニコード20073）。