出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
神の国 | | 身魂の因縁 | | 参照文献検索 |
キーワード: その他 |
備考: 月鏡 八幡-P.325 天声-P.241 昭05-05 |
ルビ付き本文: 王仁三郎資料センター |
本文 文字数=966
私は女が断り無しに背後に廻ると、ブルブルと震へて来る。たとへそれが小さな小供であつても同様だ、私の霊は嘗て武将として此世に生れ出て居た事がある。元来あの本能寺の変の時、信長は自殺して果てたと歴史には記されて居るが、実際はさうでなく、ああした不時の戦ひであつたため防禦の方法もつかず、万一雑兵の手にでもかかつて死ぬやうな事があつたならばそれこそ一代の名折れであるといふ突嗟〔咄嗟〕の考へから、阿野の局が後から薙刀でものをも言はず殺めたのである。その時の記憶が甦つて来るのであらう、女が後に来ると反射的にブルブルとする。秀吉の身魂では無いかといふのか、さう秀吉であり、同時に家康であり、三つの御魂の活動をして居たのである、と神様に聞かされて居る。