出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
神の国 | | 空相と実相 | | 参照文献検索 |
キーワード: その他 |
備考: 月鏡 八幡-P.219 天声-P.117 昭05-02 |
ルビ付き本文: 王仁三郎資料センター |
本文 文字数=1000
竜樹菩薩は空を説いた。空と言ふのは神又は霊と言ふ事である。目に見えず、耳に聞えぬ世界であるから空と言ふのである。空相は実相を生む、霊より物質が生れて来る事を意味する。無より有を生ずるといふのも同じ意味で、神が総ての根元でありそれより森羅万象を生ずるのである。霊が先であり体が後である。家を建てようと思ふ思ひは外的に見て空である。けれども其思ひの中には、ちやんと立派な建造物が出来上つて居るのである、それがやがて設計図となつて具体化する。更に木材の蒐集となり組立となり、遂に実際の大廈高楼が現出する。空相が実相を生み、無より有が生じたのである。
真如実相と云ふ意を聞くのか。真如は神、仏、絶対無限の力を言ふのであるから、前と同じ意味である。実相は物質的意味である。