出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
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キーワード: 絵画 素盞嗚尊
詳細情報:
王仁三郎の流派はみずから称して神代派。神素盞嗚尊を心に念ずるからあんな絵が書ける。
備考: 月鏡 八幡-P.285 天声-P.215 昭05-02
ルビ付き本文:
王仁三郎資料センター
 
本文    文字数=1242

 南画は詩を主とし、詩で現はせないところを絵で補はうと試みて居るのだから、絵としてはあつさりとしたものである。私の流儀は自ら称して神代派といつて居るが、神素盞嗚尊を心に念ずる時、ああした絵がかけるのである。絵画展覧会を見た人が、「一々描き方がかはつて居て、一人の人がかいたとは思へない」と評したと聞くが、まことに其通りで、私の想念が応挙にある時其画風が応挙と現はれ、月樵を思ふ時、其筆法が月樵流と出て来るので、私の想念次第で千種万態の画風が生ずるのであるから、一人の人が描いたと思へぬと云ふ評は、私の絵を知るものの言である。一流一派に拘泥する必要は無いと思ふ。私は近頃山水と漫画との調和を思ひ立ち、筆を執つて見たが、案外甘くいつて、一寸面白いものが出来た。これは恐らくレコードであらうと思ふ。抑々芸術の祖神は、素盞嗚大神様であるから心中この大神を念ずる時、絵画と言はず、陶器と言はず、詩歌と言はず凡ゆるものに独創が湧くのである。