出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
神の国 性慾の問題 参照文献検索
キーワード: その他
備考: 月鏡 八幡-P.452 天声-P.94 昭04-09
ルビ付き本文:
王仁三郎資料センター
 
本文    文字数=1448

 性慾には正淫と邪淫との別がある。よし正当の婚姻をした夫婦でも、其性的生活が複雑であつて、天地自然の理法に違反した性交を遂行するやうな事があると、逆児などが出来るのであるから、慎まねばならぬ。又妻が妊娠した事が確実となつた暁には、断然性的関係を止さねばならぬ。出産後七十五日間は最も慎むべき時期で、此期間に性の交渉があると年子が生れる。女の病気はさうした事から起る場合が多い。私の母はこの点を非常に厳格に守つたさうで、先年食傷で病気した事があるきり、若い時から一度も寝た事はない。産なんかも極めて軽く、私が生れた時は夕食中産気がついたので、母は寝床をのべようとするや否やもう生れて仕舞つたさうである。
 子供が生れた時は誰でも頭が長いものだから、格好を直してやるとよい、丸い頭が一番よいのである。生れる時親の苦痛も大きいが、子の苦痛は一層大きいのである。
 性慾と云ふものは最後まであるもので、人生の春は生涯つづくものである。さういふみづみづしい心でなくては、天国に入る事が出来ない。天国は春から夏へつづくのである。人間は常に若々しい三十位の想念でなくてはならぬ。