出口王仁三郎 文献検索

リンク用URL http://uro.sblog.jp/kensaku/genshow.php?CD=10739&T1=&T2=&T3=&T4=&T5=&T6=&T7=&T8=

原著名出版年月表題作者その他
神の国 神の作品 参照文献検索
キーワード: 絵画
詳細情報:
真神の作品のうちで最上のものは人間である。
脳髄は男が優れており、曲線美は女のほうが勝っている。
神の作品を完全に描出することは蒸すかしいので、画家はその視うる部分と動作の刹那のすがたを平面的にしか映し出すことができない。だから、自分は霊を入れて生きた画にするため一気呵成に筆を運ぶ。
備考: 月鏡 八幡-P.282 天声-P.42 昭04-02
ルビ付き本文:
王仁三郎資料センター
 
本文    文字数=1019

 宇宙万有を造られた真神の作品のうちで、最も繊細緻密霊妙を極めた最上乗のものは人間である。人間に於ても、脳髄と肉体の曲線美とは、その代表点とも云ふべきものであつて、万物これに比すべきものはないのである。そして脳髄は男の方が優れてをり、曲線美は女の方が勝つてをる。
 いかなる芸術家といへども、完全に神の作品を描出または模塑することの不可能であることは云ふまでもない。たとへば技神に入つた画家が人物や動植物などを描くにしても、ただその視得る部分と動作の刹那のすがたを平面的にしか写すことが出来ないのである。これを思ふと画を描くことがいやになつてしまふ。それで自分は、せめて霊だけなりと入れて活きた画にしやうと思ひ、満身の霊を込めて体で描くから、所謂一気呵成の運筆となるのである。