出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
神の国 無我の境、無我の声 参照文献検索
キーワード: その他
備考: 水鏡 八幡-P.168 天声-P.155 昭03-06
ルビ付き本文:
王仁三郎資料センター
 
本文    文字数=1014

 無と云ふ事は言霊学上、天といふ事である。我と云ふ事は霊的に見た自分、宇宙と合致したる自分。自己の肉体をさして吾と云ふ、吾のわれは五つの口と書く。鼻の穴、口の穴、耳の穴、尻の穴、小便の穴、この五つの穴を備へた肉体の自分をさして吾と云ふ。無我の境と云ふ事は、天地の神と融合したる状態である。慾望もなく、怨恨もなく、好きもなく嫌ひもなく、自分もなく人も無く、神の懐にとけいつて、神は我なり我は神なり、神人一如の境地に立つた場合を無我の境と云ふのである。吾人の吾もわれなれば我国の我もわれと云ふ。併し乍ら、【我】と云ふ場合は大なる神の我、【吾】と云ふ場合は一個の肉体の吾となるのである。われわれとか、わが身とか、わが家、わが妹、わが妻など書く場合は必ず吾の字を用ふるのが至当である。