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原著名出版年月表題作者その他
神の国 昔は血族結婚 参照文献検索
キーワード: その他
備考: 水鏡 八幡-P.349 天声-P.135 昭03-02
ルビ付き本文:
王仁三郎資料センター
 
本文    文字数=1231

 昔は血族結婚であつた。今は血族が結婚すると云ふ事は近親の場合勿論禁じられて居るし、従兄弟同志なども余りよい事とはして居ないが、昔は血族結婚が本体であつて、この制度が破れて、他と結婚する事になつた時には、可なりの大騒動があつたものである。時代は鵜茅葺不合尊の時であつて、○○○○命の妃として○○○○姫が立たれた時である。○○○○姫は美人であつたので、氏なうして玉の輿に乗つたのである。即ち国津神たる姫が天津神たる○○○○命の妃として立たれたのであるから。
 血族結婚を禁じられたのは、肉体の弊害から来たのでは無く、親しいものばかりが親しくなつて、他族との間の融和を欠くと云ふ事から起つたのである。血族が結婚して肉体上に起る弊害は、血液が粘ると云ふ事である、昔は菜食したものだから、血族結婚のため血液が粘つても割合かまはなかつたのであるが、今は獣肉を食するから、血族が結婚すればする程血液が粘つて来るから良くないのである。