出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
神の国 | | ラヂオは気候を調節する | | 参照文献検索 |
キーワード: その他 |
備考: 水鏡 八幡-P.402 天声-P.248 昭02-12 |
ルビ付き本文: 王仁三郎資料センター |
本文 文字数=1269
西村さんが仏蘭西から帰朝の途次西比利亜を通過して、気候が案外暖かであつたと云ふて居たが、近来地上の気候はラヂオ使用の為め大気に大変化を来たして居るのである。神諭にある「世界中を枡掛け曳きならす」と云ふ事を皆が小さい意味に取つて、国土とか、経済とかの上とのみ思つて居るやうであるが、神様の枡掛曳きならしはそんな狭義の意味のものでは無い、気候迄も枡掛け曳きならされるのであつて、ラヂオも其働きの一部分を勤めてゐるのである、ラヂオは音波を輸送する如くに、寒気、熱気をも輸送するもので、寒帯の寒気は熱帯に運ばれ、熱帯の熱気は寒帯に運ばれて世界中の温度が段々平均して来るのである。平均すると云ふても、比較的の事であつて、熱帯は矢張り暑く、寒帯は冷たいが、寒暑の度が今迄のやうに激烈でないやうに調節されるのである。温帯は余り変化は無い。「北がよくなるぞよ」との神諭も亦這般の消息を伝へて居るのである。又大本祝詞の「暑さ寒さも柔かに云々」とあるも此事である。