出口王仁三郎 文献検索

リンク用URL http://uro.sblog.jp/kensaku/genshow.php?CD=10596&T1=&T2=&T3=&T4=&T5=&T6=&T7=&T8=

原著名出版年月表題作者その他
神の国 絵を描く時 参照文献検索
キーワード: 絵画
詳細情報:
生物を書くときは鼻から書かないと、息ができなくなって絵が死んでしまう。
画家の書く絵は、顔を書くにしても何時間もかかって書くから、呼吸ができなくて絵が死んでしまう。
備考: 水鏡 八幡-P.280 天声-P.86 昭02-05
ルビ付き本文:
王仁三郎資料センター
 
本文    文字数=774

 私は絵を描くにしても、岩なんかを書いて居ると、上から落ちて来るやうな気がするので、左手で押しあげて居るやうにしてかく。滝を描く場合には、サツと滝の落ちる速力と同様に筆を運ぶのである。ゆつくり描けば綺麗にかけるが、絵が死んで仕舞ふ。私は猫などの生物を描く時はざつと形をかくと直一番に鼻を描く、早く呼吸をさしてやらねば死んで仕舞ふやうな気がする。総てさういふ積りでかくから、私の絵はまづいけれど生きて居る。画家の描く絵は顔をかくにしても、何時間もかかつて目鼻をかくのだから呼吸が出来ぬ、即ち死んだ絵が出来上るのである。