出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
神の国 | | 神木銀杏 | | 参照文献検索 |
キーワード: その他 |
備考: 水鏡 八幡-P.420 天声-P.223 昭02-02 |
ルビ付き本文: 王仁三郎資料センター |
本文 文字数=1009
銀杏と云ふ木は日本以外にはあまり無い不思議な木である。松、梅などと共に前世期に属する植物であつて、木質に粘り気があるから、あの大洪水に耐えて来たのである。銀杏の実は、全部精虫で満たされて居つて、動物の精虫と些しも異ならぬものである。其臭気も全く精虫と同じであつて、焼くと蒼い色になる、即ち蒼人草の種である。若し適当なる方法で之を孵化することが出来るならば、銀杏から確に、動物が出来る筈である。かかる霊木であるから、神籬となるに最も適当はしいのである。五十年や八十年では中々実を結ばないから、実益上普通の人家にはあんまり植えない(1){、大概お宮かお寺かさういふ所でないと植えないやうである}。彼の三十三間堂の棟の柳と云ふのは、其実銀杏の事である。
footnote
(1)八幡版では削除。