出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
神の国 | | 高姫と妖幻坊 | | 参照文献検索 |
キーワード: その他 |
備考: 水鏡 八幡-P.102 天声-P.52 大15-10 |
ルビ付き本文: 王仁三郎資料センター |
本文 文字数=1131
霊界物語中の高姫は、兇党界の悪霊妖幻坊と長い間夫婦生活をつづけて居る事が記されて居るが、どう云ふ風に其体的夫婦関係が持続せらるると云ふのか……。左様、簡短〔簡単〕に云へば、精力素を奪取されて居るのである。そして高姫自身はそれを知らず、完全に夫婦関係が成立して居るものと思つて居るのである。狐に誑かされて居る男が、美婦人と同棲して居る積りで暮して居ると、いつの間にか身体が弱り、虚脱に陥つて、呆けて仕舞ふと云ふ話。又蛇が若衆の姿に化けて毎夜娘の閨に通つたため、娘はだんだん身体が弱り衰へ、遂に死んで行くと云ふやうな話がよくあるが、何れも同じく、快感を覚えさせておいて精力素を奪取するのであるから、快楽を感じつつ弱つて行つて、遂には死亡して仕舞ふ事になるのである。人間の精力素を奪取した狐なり、狸なり、蛇なりは、それだけ人間化し向上する訳だから喜んで居る。