出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
神の国 | | 物忘れと無我の境地 | | 参照文献検索 |
キーワード: その他 |
備考: 水鏡 八幡-P.156 天声-P.47 大15-09 |
ルビ付き本文: 王仁三郎資料センター |
本文 文字数=693
物を聞いて直忘れて仕舞ふとて、心配する人があるけれど、それは却つて結構な事である。善き事は皆血管に吸収されて霊の糧となるのであるから、これが真智となつて必要な場合に現はれて来るのである。覚えて居るやうな事はカスであつて、それは神経系統の中に吸収されるのである。人間が浄化すれば浄化する程、聞いたよい事は、ずんずん血液の中に吸収されて、意識の中に沈んで行く、かくて血液中に吸収されたるものは必要の場合には現はれて来るが、平素は出て来ない、これが無我の状態である。