出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
神の国 | | 太陽を招び返した清盛 | | 参照文献検索 |
キーワード: その他 |
備考: 水鏡 八幡-P.205 天声-P.51 大15-09 |
ルビ付き本文: 王仁三郎資料センター |
本文 文字数=898
天地万物、総て進展するばかりであつて後戻り、仕直しと云ふ事は無い。花がまづく咲いたから、咲き直しをやると云ふ事は無い、それだのに人間は物を造つても気に入らぬと直に壊してやり直しをする。字が下手に書けたと云ふては書き直しをするが、さうした場合前に使つた時間は全く無駄になつて仕舞ふ。即ち太陽を招び返したと同じ訳になる。昔、平の清盛は太陽を招返した罪によりて、大変な熱病を煩つて死んだと云はれて居る。清盛の真似をやつて居て物事思ふやうにゆかう筈がない。
私は字を書いても、絵を描いても、文章を作つても、楽焼をやつても、仕直しと云ふ事をした事がない。天地自然の運行に逆つてやつた仕事に、碌な事は無い。