出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
神の国 雑魚取りの名人 参照文献検索
キーワード: 仕事
備考: 水鏡 八幡-P.316 天声-P.194 大15-05
ルビ付き本文:
王仁三郎資料センター
 
本文    文字数=1162

 二代がこう云ふた事がある「先生は雑魚取りの名人だから、貧乏したら雑魚を取つても生活が立ちまするなア」と。私は雑魚を取るのは名人だよ、鰌取りでも、蛸取りでも名人だ。一つ其秘訣を教へようか。
 雑魚でも鰌でも、一二匹試験的に小さい盥のやうなものに入れて飼ふておく、すると、時を期してその魚が水の上に顔を突出して上がつて来る時がある。其時は大川に居る魚も、小川に居る魚も一斉に水面に現はれて来る時だ。此時を外さず網を入れて掬ひさへすればきつと大漁がある。ただし私は鯉でも、鮒でも蛸でも掬つたりするのでは無い、つかんで取る時の方が多い。かういふやうに魚が頭をあげて来た時に、頭の方から電光石火的に【チヤツ】とつかむのだ、なんぼうでも取れる。魚の逃げる時間より、こつちのつかむ時間の方が早ければ、取れるのは当然である。皆は【そつ】とねらつて取ろうとするから逃げられて仕舞ふのである。