出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
神の国 道の栞 参照文献検索
キーワード: 大本神観
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ダウンロード神諭
 
本文    文字数=1488

八三 世の中にも、何事にも能く亘りて知りたる人あれども、そは神の真の智慧にあらず。勇と親と愛と伴なはざれば真の智慧と云ひ難し。
八四 人の智慧は悪より出づるもの多し、神の智慧は皆善より出でざるはなし。
八五 ソヒヤの曰く、智識に貴ぶ所は、其量にあらずして其質にありと、神の道にあるものは最も味ふべき事共なり。
八六 人の出世や栄ゑを嫉み羨むは、日本人の最も忌はしき癖なり、此の癖を改めざれば、何事を為すにも成り遂ぐる事なし。
八七 神は嫉み妬みを懐くを、忌み嫌はせ給へばなり。
八八 されど又人は影も形もなき事を作りて譏るものはいと少し。譏られ笑はるゝは幾分か此方に落度あればなり、烟のある所には必ず火あるものなり。
八九 智慧なきものは誠の信神を知らず、又道徳の重んずベきを悟らず。
九〇 智慧のみありて徳なきものは、針の如く茨の如し、神に忌まれ人に嫌はれ、遂には我と我身を損なひ破るに至るべし。
九一 智慧あり信仰あり徳あるものは、何処となく穏かにして湯の如し、真綿の如し、神に喜ばれ人に慕はれ、遂に其身を知らず/\の間に高きものとせられん。
(「神の国」大正十三年五月二十五日号)