出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
神の国 道の栞 参照文献検索
キーワード: 大本神観
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ダウンロード神諭
 
本文    文字数=2061

四一 心に卑しき慾ある時は、直に其言葉に現はるゝものなり、如何に隠さんとすれども隠すべからず。故に心の奥底より清くせざるべからず。
四二 亜弗利加の或処に大なる洞穴ありて数多の蟹住めり、其蟹は一つも目のあるものなし。是常に暗き穴の中に棲みて、光を見る必要なき為なり。神を知らざるもの恰も此蟹に等し。
四三 目なき蟹は凡て世の中は斯の如く暗きものと思ひて、外に明かにして広き処あるを知らず、心小さき頑固なるものゝ心は亦この蟹に等し。
四四 故に瑞の霊の光を知らず、却て眩しく思ひて口々に罵りて其徳を破らんと勤め居れり。
四五 人の心より湧き出づる罪は沢山あれど大方は次の如し。
悪念 姦淫 苟合 盗窃 悪匿 兇殺 貪婪 好子 嫉妬 詭譎 謗潰 驕傲 狂妄
 なぞ也、此等の悪しき行ひは、皆心の中より出でゝ清き其身を汚すものなり。
四六 世界万物を造り玉へる天帝の稜威は譬ふるに物無し。
四七 人たるもの神の力によりて造られたるを知りて、其厚き広き御恵みを忘るゝ事勿れ。
四八 其日の業を終りなば、直に神の御前に平伏して、其厚き広き御徳を慎んで感謝すべし。
四九 神の広大無辺の御力は、人々の容易に測り知るべき事にあらず。されど人は皆神の美はしき徳と敏き智慧との籠れる霊を分け与へられたれば、心鎮めて神に帰り伺ひ奉るに於ては、神の御力の如何なるものかを明かに悟り得らるべし。
五〇 剛柔流の三物を造り、八力の働きによりて我等の体を造り、之に四魂を与へ給ひし其深き智識と全き御徳を仰ぎ奉りて、朝な夕なに天帝始め万神に向つて感謝すべし。
(「神の国」大正十二年十二月十日号)