出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
昭和青年 | | 満蒙を想ひて | | 参照文献検索 |
キーワード: 和歌実作 |
備考: 集Ⅱ P.539 「青年の奮い起つべき |
ルビ付き本文: ダウンロード昭和 |
本文 文字数=1396
出口王仁三郎
青年の奮ひ起つべき時は来ぬ海の内外に雲立ち登る
刈りごもの乱れたる世を立て直し神代に復せ昭和の青年
満蒙は是より益々多事ならん団結力の要を感ずる
外国ゆあらぬ思想の渡り来て吾神国を覆へさんとす
満鉄の後援なくば今回の日支紛争解決せざらむ
千早振神の坐します神国の御楯とならむ昭和の青年
暴慢な支那の奸計悉々く転覆させて東亜を守らむ
日東の帝国青年奮起せよ世界を生かすも殺すも此の時
三千年不易の御国を守れかし昭和青年は力を協はせて
思ふこと一つ無き身も満蒙の天地に吾魂いつく秋となり
吾魂は遠く満蒙に通ふなり日日の神業仕えながらも
吾れに若し百万円の金在れば世界の光となるべきものを
満洲の独立計画に没頭せる支那有力者度々迎へに来たるも
軽率に吾は動かず最後の日吾は力を率ゐて起たむ
神界の経綸日日に顕現し心急はしき秋とはなりぬ
急がずも悪しし急ぐも又悪しし吾は時局を凝視して居り
鳥が啼く東の国に愛善の旗ひるがへす時近みかも
満蒙の地も大事なり日本は一入大事と吾は動かず
(「昭和青年」昭和七年一月号)