出口王仁三郎 文献検索

リンク用URL http://uro.sblog.jp/kensaku/genshow.php?CD=10325&T1=&T2=&T3=&T4=&T5=&T6=&T7=&T8=

原著名出版年月表題作者その他
昭和青年 昭和青年に与ふ 参照文献検索
キーワード: 和歌実作
詳細情報:
昭和青年誌巻頭和歌
備考: 集Ⅱ P.517 「山河は清くさやけし眼かが
 
本文    文字数=1444

昭和青年に与ふ  出口瑞月

山河は清くさやけし眼《ま》かがやう日の神国に生れし幸思ふ
眼耀ふ金亀法威を背景に生れし汝は昭和青年
神苑《かみその》の日々にひらくる状《さま》に似て末頼まるゝ昭和青年
時じくに花匂ふなる神苑《かみその》に更生の意気漲る青年
若人の心は雄々し足曳の山をも抜かん勇気持てれば
愛善の月の宮居の永久に動かぬ心持たましきかな
風早の天恩郷の花園に汝《なれ》は匂へる白梅の花
櫟生の林も春陽に芽ぐみたりいざふるひ立て昭和青年
神業を那須野ケ原の若草は踏まれにぢられ厚き花咲く
花明山《かめやま》の神苑《みその》に生ふる若草は朝な夕なに吾《わが》魂《たま》をひく
楽しみの一つなりけり若松の日々に栄ゆる緑の色は
この誌《ふみ》の月日と共にひろごりて国の御楯となれよと祈る
われも亦《また》力を添へん神苑《かみその》に生ふる若木の幹に梢に
青年の意気は天をも衝くと聞くわが神業の力となさばや
あやまたじおかさじものと朝夕に心してゆけ神の大道《おほぢ》を
更生の年を迎へし吾れも亦汝《なれ》若人と共に進まん

「昭和青年」昭和六年四月号