出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
昭和青年 | | 昭和青年に与ふ | | 参照文献検索 |
キーワード: 和歌実作 共産主義 |
詳細情報: 昭和青年誌巻頭和歌 マルクス主義=浅薄である |
備考: 集Ⅱ P.509 「久方の天恩郷に産声 |
本文 文字数=1117
昭和青年に与ふ 出口瑞月
久方の天恩郷に産声をあげてかがやく昭和青年
人生の春をしめたる青年の心の色は緑ただよふ
青年の春によき種まかざれば如何であるべき秋の実りは
人心曇りたる世に浅薄《あさはか》なマルクス主義をこよなく喜ぶ
天地《あめつち》は一度にゆすり青山はかるるも動くな昭和青年
山川も草木もかれん世の中をよみがへらせよ神の恵に
常夜ゆく闇のとばりは深くともまよふな青年岩戸を開け
手ばなしてまだ歩み得ぬ幼子もみそのを護る昭和青年
この書《ふみ》のいや次々にひろごりて国の柱となれよと祈る
久方の天津御空を衝く如きいきのありたし昭和青年
若き日の苦労いとはず道の為世人の為に尽せ青年
ありとある国のことごとこの書《ふみ》の光り輝く時ぞ待たるる
もと真心をあはせ心を一にして進めや進め日の本の道
「昭和青年」昭和六年二月号