出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
昭和 大東亜文化運動 参照文献検索
キーワード: 人類愛善 和歌実作 大アジア主義 恋愛
詳細情報:
〇恋と愛の違いを説いている句があります。
親子が慕いあう情を恋という。恋愛は恋とは違う。愛は国家社会を始めとする。愛が最上である。
〇「不世出の英雄なれば出身の低きを恐れず愧ぢざるものなり」
この歌は何を言おうとしているのだろうか。王仁三郎自身のことだろうか。
この時期、王仁三郎に有栖川宮の落胤の話があれば、こんな句を作っただろうか。
ということは、一般的な話でしょうか?
ここでは、生れた血のことはかかわりのないことだと言っているように取りたいのですが……
備考: 全集(1) P.497 06 愛善の真意義 07 愛善の歌 「大亜細亜文化運動に全力をつくすは日本の責任なるかな
 
本文    文字数=1623

大亜細亜文化運動

大亜細亜文化運動に全力を盡すは日本の責任なるべし
親が子を慕ひ子孫が親したふその真情を恋といふなり
今の世は恋と恋愛を同一に扱へるこそ誤りなりけり
愛といふは国家社会を始とし森羅万象を護る道なり
神明ゆ見れば恋無し宇宙間に愛のみ独り光を放てる
吾はただ宇宙万有一切を愛する外に何物もなし
玉の緒の命の限り老さびし身を起しつつ道につくさむ
愛善の道を世界に生かさむと吾は朝夕こころもむなり
愛と善除けば宗教道徳も残らず蝉のぬけがらなりけり
異教徒も人類愛善の提唱に刃向い来る蛮勇はなし
愛善の誠を吾は命とし三千世界に雄飛せむとす
満州愛《まんしふこく》の前途思へば愛善の道のますます尊きを知る
鍛錬の人は凡《すべ》ての事業に就き着手する前成否を悟る
良き事も心せざればいつしかに良からぬ結果に成るものと知れ
壮健な人も病魔に勝てぬなり日本精神《につぽんせいしん》飽くまで磨けよ
不世出の英雄なれば出身の低きを恐れず愧《は》ぢざるものなり
黙し居て世人を教化する人は真の英雄偉人なりけり
善良の子なれば親は構はずとも必ず世に立ち名を揚《あげ》るなり
人の前に囁《ささや》くものはその心事《しんじ》必ず陋劣《ろうれつ》なるものと知れ
昭和8年9月 昭和誌